【FF8】 学園モノFFのプレイ感想 ~後編~。 魔女との戦いに終止符を。

FF8のプレイ感想後編。エンディングまで気になったシーンやイベントを語っていく。
物語の真相や大きなイベントも書いてるため、とてもネタバレ要素が多いので注意。最後に、ゲーム全体の総評もしていく。
関連記事はこちら。

【FF8】 学園モノFFのプレイ感想 ~前編~。ジャンクションとドローシステムを理解してきた。
巷でも''賛否両論''と評価を聞くことがあるFF8を自分の目で確かめてみたくて、HDリマスター版をプレイ。実際に体感してみるとシステム関係はなかなかに複雑だけど、理解していくとスルメのように味が出てきた。今回は前編と後編 の2つに分け、ざっくりと気になったところだけを話していく。FF8を既にプレイ済みの人向け記事。...
目次
1.ストーリー後編の印象に残ったシーン
1-1.ガーデン同士の抗争
1-2.真の敵は魔女イデアではない
1-3.スコールの心情の変化
1-4.リノアは宇宙の放浪者となった…
1-5.エルの力とラグナとの出会い
1-6.サイファーの見せ場
2.その他
2-1.キスティスの正体
2-2.オーディンさん、邪魔です
2-3.モルボル強すぎる
3.アルティミシア城に潜入
3-1.VS アルティミシア
3-2.最初のはじまり
4.総評
4-1.2周目がやりたくなる
1.ストーリー後編の印象に残ったシーン
1-1.ガーデン同士の抗争
1-2.真の敵は魔女イデアではない
1-3.スコールの心情の変化
1-4.リノアは宇宙の放浪者となった…
1-5.エルの力とラグナとの出会い
1-6.サイファーの見せ場
2.その他
2-1.キスティスの正体
2-2.オーディンさん、邪魔です
2-3.モルボル強すぎる
3.アルティミシア城に潜入
3-1.VS アルティミシア
3-2.最初のはじまり
4.総評
4-1.2周目がやりたくなる
【ストーリー後編の印象に残ったシーン】
【ガーデン同士の抗争】


印象に残ったイベントとしては、まずこのガーデン同士の抗争が力入ってたかなと思う。
スコールたちが居るバラム・ガーデンとイデアが率いるガルバディア・ガーデン同士の抗争。ムービーもたくさん詰め込まれてて、盛り上がった。
無理矢理とはいえここでのスコールの演説も相まって、カッコいいと思ったシーン。こっちは基本学生ばっかなのに、軍人と勝負させられるって時点で辛い戦い。


スコールとガルバディア兵とのタイマンシーン。
映画さながらのダミナミックなアクションシーンで、後ろで学生と軍人が沢山立っ戦ってる中で、吊り下げられた状態で戦うことになる。
タイマンはミニゲーム式になってて、ボタンで攻撃を駆使しして目の前のガルバディア兵を倒したらクリア。これが結構難しく、5回くらいはリトライしてしまった。
これ初見でイケた人いるの?って感じ。
【真の敵は魔女イデアではない】


魔女イデアは孤児院でスコールたちがお世話になったママ先生という驚愕の事実が分かったが、だったらなぜ戦うことになってるのかが良く分からなかった。
答えは単純で、未来の魔女アルティミシアによって操られてたという事実が発覚する。
現代ではなく、未来からの攻撃というところが、正に''魔女''といった異能の者の怖さを示している。
【スコールの心情の変化】


魔女イデアを取り戻したと思ったら今度はリノアが意識不明になってしまい、どうすればいいかと錯綜するスコール。
スコールは今まで他人にどう思われてるのかが気になって仕方なく、''不愛想で何考えてるか分からない奴''、そう思って貰える方が楽だった。リノアが気を失ってる時にこの隠してた心情を話すってのが、まさにスコールらしい。
スコールがリノアと出会うことによって、他人を遠ざけてた状態から、他人を必要とする状態に移り変わっていくのが、ストーリー全体を通して細かく描かれていてた。


また、バラム・ガーデン内の端末を調べると、セルフィが書いた学級新聞のようなものが見れる。
セルフィが話す関西弁のようなものは、故郷のトラビア弁だったらしい。
これを読むといつもは天真爛漫なセルフィがその時どう思ったかを書かれているから、ストーリーをより理解していく上での一助になって読みごたえがあった。
【リノアは宇宙の放浪者になった…】


意識を戻らないリノアを助けるべく、色々あって宇宙にやってきたスコールたち。
そこには昔に大暴れしたという『魔女アデル』が封印され、月ではモンスターが大量に湧き、その1粒が月の涙と呼ばれ地上に落ちてきているとも知ることになる。
地上に居て今まで幾度となく戦ってきたモンスターたち、元々は月から来たのか。月の環境ヤバすぎるでしょ。


今度はリノアが未来の魔女アルティミシアに操られ、封印していた魔女アデルの封印を解いてしまう。
そして、宇宙空間で独りぼっちになってしまったリノアをスコールが助ける見せ場のシーン。
リノア、待ってろよ!!

『リノアは永遠に宇宙の放浪者になってしまった…』
見事に失敗する。
いきなりミニゲーム始めるのやめて!リノアを捕まろって感じで急に始まるから、上手く操作出来ずに間に合わなかった。
笑えるシーンではないけど、唐突のバッドエンドにさすがに苦笑した。


リトライして無事にリノアを助けてハグハグし、ほっと一息ついた瞬間で流れるのが、FF8のテーマ曲でもある『Eyes On Me』
この曲を聴きたくてやってたところもあるが、実際に助けるシーンじゃなくここで流れるのか。
いやー、何ともロマンチック!本当に良い曲。
【エルの力とラグナとの出会い】


宇宙でエルと出会うことになり、エルがやろうとしていた事実もようやく分かる。
エルが意識を過去に飛ばす能力は実際に存在してて、その能力を追われていて各地を転々としてたらしい。何故スコールたちの意識を飛ばしてラグナの過去を見せたかと言うと、これも過去に介入してラグナとレインを一緒に居させたかったから。
結局過去を変えることは出来なかったけど、エルとしてはスコールを通じて自分がいかに愛されていたのを理解して納得したらしい。

そして、スコールにとってエルという人物は、孤児院の頃にお世話になったお姉ちゃんだったことも判明。
ああ、だからゲームを初めて一番最初の時に『また会えたね』という言葉だったのか…。
スコールが時々童心に戻って、エルのことを''おねえちゃん''と呼ぶのがエモい。


回想シーンでしか会わなかったラグナとようやく対面することになる。
エスタという東の国の大統領になってたラグナ。てっきり、現実世界のラグナはもう死んでたりするのかと思ってた。
ラグナもエルを助けたりと色々な出来事があって今の大統領になったらしい。ラグナ自身がお茶目で人望が集まるような性格をしてるから、いきなり大統領になってたと言われても特に不思議はなかった。
それとあまりここら辺の話を聞いてなくて後で知ったが、スコールはラグナとレインで出来た子供だったらしい。
なるほどね、結果的に父親の回想を息子が追ってたということか。
【サイファーの見せ場】


復活した魔女アデルを討伐しに向かうと、そこで立ちはだかるサイファー。
ここで今まで漢字でしかしゃべらなかった風神が普通にしゃべり出すことに驚く。普通にしゃべれたんかい!
サイファー戦でオーディン登場演出になり、まさか一撃で倒してしまうのか?とドキドキしながら見てたら…
『斬鉄剣返し!』というサイファーのカッコイイ技が炸裂して、向かってきたオーディンを真っ二つに返り討ちにする。


しかしその後に新たにギルガメッシュというGFが出て来て、サイファーを見事にぶっ飛ばす。
ここのギルガメッシュの言ってる演出が良く分からなかった。
最後の最後まで見せ場がなく、可哀そうなサイファーだった。
【その他】
ここでは少しサブイベントなどで気になったところを話していく。【キスティスの正体】

トリプルトライアドというカードゲームにハマリ、CC団イベントも無事に終わらせた。
CC団イベントとは、ガーデン内に居る強豪たちを倒していくイベント。


最初に最弱のジャックから倒していき、一番の強者であるキングは…何とキスティスだった!
こっちのカードも強いカードで固めてるから負ける気がしない。というか、召喚獣であるGFのカードが強すぎるんだよね。
こいつら持ってたら基本勝ててしまうから、あんまり強いカードを集める意味が無いというか、もうちょっと弱くしても良かったんじゃないかと思う。
【オーディンさん、邪魔です】

既にサイファーのところで少し話したが、GFであるオーディンを解放したら、ランダムで戦闘中にしゃしゃり出てくるようになった。
斬鉄剣で敵を一瞬で殺してくれるのは良いんだけどさ、モンスターのドロー稼ぎや素材集め稼ぎをしたいときにも平気でドヤ顔で登場してくるから困る。しかも演出も長いし。
サボテンダーのような足の速い相手には、そのお得意の斬鉄剣ですらミスが起きる。ダサすぎる。
オーディンが正直邪魔でしかないなと、少し取ってしまったのを後悔した。
【モルボル強すぎる】

ストーリーも後半になってくるとエンカウントするのが、FFお馴染みのキャラクターであるモルボル。
モルボルに苦戦した記憶はシリーズの中でもそんなに無いけれど、今回のこいつは桁が違った。臭い息でかけてくる状態異常に強制的に行動不能が混ざってるせいで、もう行動が起こせなくなってしまう。
ジャンクションの仕様上、状態異常を簡単に防ぎやすいわけでもないので、エンカウントしてこいつに当たってしまうと速攻で臭い息をかけられ、もうその先には死が見える。
しかも、やたらHPが高くて全然死なないし!ボスよりやべーやつ。

ただ、先ほど邪魔といったオーディンもこの時ばかりは活躍した。このヤバイモルボルすらも一蹴してくれる。ありがとう、オーディン!
撃破報酬モルボルの触手を使うと、キスティスが臭い息を取得!
うん、何だか表現がリアルで嫌だな…。
【アルティミシア城に潜入】


魔女アデルを倒し、残ってる魔女アルティミシアとの戦いをするため、ラストダンジョンであるアルティミシア城に潜入。
でもこのアルティミシア城に入ると戦闘で使う全てのコマンドを封印され、城の内部に潜んでるボスを倒して1つずつ解放していくという、ぶっちゃけとてもダルい仕組みだった。
FFシリーズというのは、ラスダンは面倒にしないといけない制約でもあるのか!プレイヤーに楽させてくれ。
【VS アルティミシア】

アルティミシアは『時間圧縮』して他の時代の魔女たちの力を集め、それ以外の人々を滅ぼす?ことが目的であるらしい。あんまり目的の趣旨が良くわかんないけど、とりあえず止めないといけない。
GFを全て集めるためにキャラクターを育てすぎたかなと危惧してたら、別の意味で驚くことになった。

いつもはスコール、セルフィ、リノアでパーティを組んでるのに、何故かフロントにキスティスとアーヴァインが出てきていた。もちろん、ジャンクションしてないせいで選べるコマンドも『たたかう』くらいしかない。
このアルティミシア戦では戦闘メンバーがランダムに選ばれるらしい。何という面倒くさいやつ!
色々考えた結果、スタメンじゃないメンバーが出てきた場合、他のメンバーでそいつを殺して無理矢理交代を狙うという慈悲がない戦法でいくことにした。
仲間同士の潰しあいを狙うとは…おのれアルティミシア、卑怯な手をつかいやがる!

更に、定期的にこちらが使える魔法を異空間に消し飛ばしてくるため、長期戦になればなるほどに不利になる。
基本は脳筋にしてるスコールに攻撃を任せ、他のメンバーはメルトンや上級魔法とトリプルを使って戦っていた。

このアルティミシアの第2形態であるグリーヴァ。
普通に倒したかなと思ったら、『ショックウェーブパルサー』という全体魔法を使ってきて、余裕あるかなと思ってたHPが一気に0になって全滅してポカーンとなってしまった。どんだけ火力あるんだよこの技!
さすがラスボス、一筋縄ではいかない。今度はリトライしてちゃんとシェルで防御したら何とか耐えられた。

その後に第3形態とも戦い、それを撃破して無事に終わりかと思いきや…まだあった。
最後となる第4形態との戦い。久しぶりにRPGのボスに対して、まだ終わりじゃないんかい!と突っ込んでしまった。
しかしここで流れる音楽の『The Extreme』はイントロに今までのFFの通常戦闘曲のイントロが入ってて興奮した。ラストバトル感がある音楽で気分も高揚する。

こちらの全体HPを1にしてくる『ヘル・ジャッジメント』も食らったらすぐにリカバリーできるように回復要因を待機しておき、ここで死んでまたやり直しなんて面倒なことやりたくないという一心で頑張って戦ってた。
また、ドローを使って『アポカリプス』をアルティミシアが入手したら、今度はそれを使ってくる合図。これも威力は高く、シェルのありがたみを感じた。
…とまぁHPが多いせいで長い間戦ってたが、無事に勝利!スコールの連続剣をガンガンに撃ってたのに死なないから、滅茶苦茶HPが多く感じた。
【最初のはじまり】


アルティミシアを倒し現在に戻ろうにも、ここは現在、過去、未来が交わった特殊な空間。
ここでスコールは過去の孤児院に飛び、そこにいたイデアと再会することになった。ボロボロになったアルティミシアも登場して、イデアが魔女の力を受け次ぐことになる。
魔女は魔女の力を継承しないと死ねないらしい。

そして元の時代に帰るスコール。
この結果が現代の今に繋がるということは、イデア、そして学園長であるシドもスコールがこうなる運命を知っていて、ガーデンやSeeDの設立をやっていたのかも。
最後に、ここからエンディング。
スクショが禁止されてるので取れなかったが、要約するとお互いを求めてスコールとリノアがまた再会することになり、Eyes on meが流れて終わり!ハッピーエンド!
【総評】

最初にこのゲームを''賛否両論''と聞いて不安に思いながら始めた者としては、ストーリー、そしてシステムも含めて、マジで普通に面白かったなっていうのが率直な感想。
ストーリーの内容としては10代の少年少女が織りなす青春劇というか、見た目は大人っぽいキャラクターが多いが、それでもまだ大人じゃない子供としての未成熟な感情が描かれていて、この年齢ならこんな感じだよな、と感情移入はしやすかった。
スクショは取れなかったがビデオカメラからの映像を流すEDってのも良かったし、この物語を経たことにより、最初の頃では考えられなかった少しこじらせてた''スコールの笑顔''というものが見れて良い終わり方だったと思う。

特にジャンクションシステムに関しては、今までプレイしたFFの中でも上位といっていいくらい面白かった。ドローも含めてかなり好きなシステム。リマスターの便利機能である倍速のお陰で、ドロー自体が手軽に出来たのが快適さにも繋がっていた。
これって分かり辛くなる原因は、きっとUIがよろしくない。攻撃属性や状態異常までも魔法を設定出来るのなんて気づかなかったし、リノアの愛犬であるアンジェラの技の設定も、ステータスから細かく設定出来るのなんて、本当に終盤くらいに知ったくらいだし。
全体的に良く出来てるゲームだっただけに、どこら辺が賛否両論だったの?と正直な感想として思ってしまったが、実際に自分が子供の頃にこのゲームをプレイしてた場合、スコールとかの複雑な感情みたいなものを理解しにくかったかもしれないし、システム面もとっつきづらさでこれもまた理解しないままだったかもしれない。
そう考えると、このゲームはプレイした年齢でまた評価が変わってくるのかも。幼少期に途中で投げた人には、またやってみてほしい。
【2周目がやりたくなる】
また、過去や未来といった時間が関わったストーリーのお陰で、最初では気付かなかった出来事を、後からこういうことだったのか!と気付くことも多い。そんなこんなもあって、2周目がやりたくなるゲームでもあった。

ブログ用にスクショに残してたからそう思えることでもあるが、例えばアーヴァインの魔女暗殺を狙うシーンなんか最初は只のヘタレだなとしか思わなかったのに、今では全く違った意味に聞こえてくるし…。

ジュリアが歌ってヒットしたとされる、このゲームのテーマ曲でもあるEys on Me。
ジュリアがリノアの母親というのはゲームの用語説明を見てる時にピンときたが、この歌詞を和訳で聞いてみると、とある人に向けて送った歌だということもよくわかる。
このように今まで経験した出来事を改めて振り返っていくと、また違った意味のある出来事が見えてくるのが実に面白かった。
戦闘システムと同じで、ストーリー面でもスルメのように後からどんどんと味が出てくる。好きな人は本当に好きになる作品だろうなと感じた。
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