【デスストランディング】 序盤を乗り越えたら中毒になる。人を選ぶ配送ゲームにハマる。

現在、メタルギアで有名な小島監督が手掛けた『デスストランディング』という配送ゲームにハマり中。
万人が楽しめるようなゲームではなく、人を選ぶ要素も多いこのゲーム。
まだクリアしてないためにレビューというわけではないが、どんなゲームの内容なのか簡単に説明や紹介をしていく。
目次
1.デスストランディングとは
1-1.ゲームの目的
1-2.アイテムを駆使して進む
1-3.準備も大切、危険がいっぱい
1-4.オンラインの繋がりに感謝
1-5.いいね!というシステム
2.人を選ぶ理由
2-1.序盤が鬼門
2-2.専門用語が多い
2-3.ムービーが長すぎる
3.クリアに向けて
1.デスストランディングとは
1-1.ゲームの目的
1-2.アイテムを駆使して進む
1-3.準備も大切、危険がいっぱい
1-4.オンラインの繋がりに感謝
1-5.いいね!というシステム
2.人を選ぶ理由
2-1.序盤が鬼門
2-2.専門用語が多い
2-3.ムービーが長すぎる
3.クリアに向けて
【デスストランディングとは】
【ゲームの目的】


本作のゲームの目的を説明すると、''伝説の配達人''と呼ばれる主人公サム・ポーター・ブリッジズとなって、アメリカ再建のためにアメリカを東から西に渡り、『カイラル通信』という通信設備のインフラを整備していくことが目的。
まぁでもこれはストーリー上の大きな目的であって、基本は人の頼みを引き受けて物を運んでいく配達ゲーム。

オープンワールドゲームなのもあってフィールドは広く、ゴツゴツしたような整備されてない地面も多い。
背中に荷物を背負って配達中に転んでしまうと、小学生が転んだ時のランドセルのように、背負ってる荷物をぶちまけてしまう。
こうなると荷物にもダメージが入ってしまうので、なるべく慎重に、そして迅速に運んでいくことが要求される。
【アイテムを駆使して進む】

配達のために進んで行くと、目の前に川を見つけた。
このまま川の中を通ることも出来るが、荷物を背負った状態で進むのはなかなか大変。この程度の川ならそのまま進んでも大丈夫だが、もっと大きい川で進み方に失敗すると、自分含めて荷物ごと川に流されしまうこともある。
こんな時に役に立つのが、必要と思って持ってきた梯子。組み立て式で、使うとその場に展開される。梯子の上を渡ると、より安全に進めるようになった。
通常だと進みにくい場所もあるので、こういったアイテムは配達中に重宝する。
【準備も大切、危険が一杯】

荷物には『所持重量制限』があって、持てる数には限りがある。
つまり、''配達のために何を持っていくか''と考えることも大事。先ほど使った梯子とかも便利だから持っていきたいし、崖があった場合に降りるために使うロープなんかも持っていきたい。
でもあまりに持っていく数が多くなると重さが増え、体が動きにくくなるし、フラつきやすくもなってしまう。こんな状態だととてもじゃないが配達が出来ない。
この出発前に何を用意していくのか?という要素も、まるで山を登る前の登山家や、キャンプに行く前のような気持ちになれて、準備をしている時の高揚感というか、独自の楽しさのようなものが感じられた。

配達の進行を妨げるのは、何もフィールドの地形だけではない。
本作の世界観は死後の世界と繋がってるらしく、場所によっては『BT』と呼ばれる見えないゴーストのようなものが襲ってくるところもある。
BTは音に敏感なため、BTが居るエリアでは音を消して慎重に行動しないといけない。まるでこの時だけちょっとしたホラーゲームのようなステルスアクションになってドキドキする。

その他にも『ミュール』という名前で呼ばれる''配達症候群''という症状になってしまった人間の敵が、こちらの配達物を奪いに襲ってくることもある。
上記画像は、その襲ってきたミュールを見事に返り討ちにした図。相手をボコって逆にミュールがため込んでるアイテムを奪ったりと、GTAのようなことも出来てしまうのも楽しい部分。
このように色んな場面で配送する荷物を襲ってくる危機から守らないといけないため、その時にあったプレイヤーの判断も重要となってくる。


無事に配送物を目的の場所まで持っていくとランクで評価されて、その評価によってどんどん自分の配達人としてのグレードが上がる。難易度が上がっていくと『時間制限のある荷物』や、『壊れやすい荷物』も出てくるようになる。
グレードが上がるとサムの身体能力も上がり、更に荷物が運びやすくなっていく。基本的には、この繰り返しをしていくゲーム。
ここまでの説明だと、ただ単純に配達していくだけのゲームの何が面白いの?となりそうだけど、この配達をしていて気持ち良くて嬉しくなる部分が、本作のオンラインのシステムに関係している。
【オンラインの繋がりに感謝】

例えば、今度は進んでると目の前に大きな川を見つけた。
この大きな川を渡れるように大きな橋がかかっているが、実はこれはオンラインに繋がってる他のプレイヤーが設置したもの。
ストーリーでサムがカイラル通信を繋げていくと、そのエリアでは他のプレイヤーが設置したアイテムを自分でも使えるようになる。そこら辺に乗り捨てられたバイクとかも、適当に乗ってもオッケーという気軽さ。有難すぎる…!
協力プレイといった''直接的''な繋がりのシステムはないが、こういった''間接的''な助けになってくれるのが面白いポイント。
『ダークソウル』とかのゲームではプレイヤーの助けにもなり、時には騙しになる''オンラインメッセージ''というシステムがあったが、正にあのメッセージを物理的に表現して、それを良い方向にしか働かなくした感じ。

バイクや車があると配送にはとても便利。と言ってもゴツゴツした地形が多いため、上手く走り抜けられないこともある。
そのため、フィールドにいくつもある『国道』の復旧をすることにした。

国道を復旧するには大量の資材が要求されて、これはとても1人だけでは骨が折れる仕事。
こんな時もオンラインで繋がってれば資材数もある程度共有されてるため、実際は1000個の資材を用意しないといけない部分でも、既に700個くらい集まっていて、残りの300を用意するだけで良かったりもする。
これも有難い…!オンラインさまさまだ。

国道を復旧すると、整備された綺麗な道が出現した。
整備された道が出来たお陰でフィールドも進みやすくなって、自分にとっても、他プレイヤーにとっても利点がある。
こういった緩い繋がりの助け合いというのが、ゲームをプレイしての地味な気持ち良さに繋がってて素晴らしいと思った。
【いいね!というシステム】


また、今のSNS時代を象徴するかのように、自分が作ったアイテムを他のプレイヤーが使ったりすると、『いいね!』を送れるようになる。基本的には自動で送れようになってて、更に手動でいいね!することも可能。
このシステムのお陰で承認欲求を満たされ、いいねを貰う為にどこにアイテムを置けばいいかとかをプレイヤーが考えるようになり、それがまた他のプレイヤーの快適性に繋がるような仕組みが良く出来ている。


時には、吹雪の雪山の中を運ばないといけないという大変な配達もある。
しかしそれでもこのようなオンラインシステムがあるお陰で、困難な配達中でも頑張れるというか、どこかで自分は一人だけではないんだなという繋がりを感じられて、頑張ることが出来た。
ゲームの進行度が進むと作れる設備も増えてどんどん配達が便利になるし、どう運んでいったらいいのかもプレイヤーとして成長して理解してくる。
それが今度はもっと上手く配達しようという向上心に繋がり、ずっとプレイしてしまう''中毒性''にも変化していくようになっていった。
【人を選ぶ理由】
ここからは、人を選ぶことになる理由について説明していく。【序盤が鬼門】

今でこそ本作の魅力みたいなものを理解してるが、ゲームでも序盤あたり、3章に入るまでくらいはプレイしてて結構苦痛だった。
序盤だと荷物を運ぶことに制約が多く、そしてこの独自性のあるゲームに慣れていないせいで操作もおぼつかない状態だと、達成感や面白さより、もはやストレスの方が上回ってしまっていた。
そして、敵対するようになるBTにも対抗手段が序盤はほぼ無いため、マジで逃げるくらいしか出来ない。ここら辺でこのゲームを辞めてしまう人は一定数出てくるだろうし、そうなっても仕方ない。
【専門用語が多い】

独特の世界観を持ってるゲームなだけあって、キャラクターがしゃべってる時に専門用語もバンバンと飛び交う。
正確にきっちりと理解する必要はないと思うが、いつまでもその用語の意味が分からないままだと、おいてきぼりにされたような気持ちになってしまうかも。雰囲気でいいから理解していくことは大事。
【ムービーが長すぎる】

一番どうかと思う部分が、ムービーの長さについて。
キャラクターの表情が良く分かるグラフィックは美麗で拘って作られたんだろうなと感じるところはあるけれど、これも序盤からムービーを見せられていちいち長い。ここだけではなく、ところどころで流れるムービーも思ったより長い。
このムービーの長さだけは擁護出来ない点。メタルギアシリーズは未プレイだけど、メタルギアシリーズもこんな感じで長いのなら、もうこれは小島監督の悪癖だと思う。
魅せたいものをムービーを通じて見せすぎてるというか、そこまでしてムービーで伝えなくて良いじゃんってなった。
【クリアを目指して】

こんな感じで少しレビュー風に紹介してきたが、個人的にはこのゲームは好きでハマるような魅力があった。ずっとやっていたくなるような中毒性があったし、クリアまでは問題なく頑張れそう。
独特のシステムがあるので、ゲームに独自性を求めてる人なんかにはプレイしてもらいたい。このゲームを配信動画とかで見ても良さみたいなのは伝わりにくいと思うし、中盤くらいまでやっても面白さを理解出来なかった場合は、多分もう続けない方が良いと断言する。
時には困難な目に会いながらも、オンラインでの繋がりに助けられ、注文された荷物を配達する達成感。この行いというのは、''自分で体感してみてこそ良さを感じられるゲームだな''と思った。
- 関連記事
-
-
【ドキドキ文芸部プラス】 クリア後の振り返りネタバレ感想。ギャルゲーの皮を被ったナニカ。 2023/04/12
-
【デスストランディング】 ネタバレ愚痴感想。ムービーが長すぎてウンザリ。 2023/02/24
-
【デスストランディング】 序盤を乗り越えたら中毒になる。人を選ぶ配送ゲームにハマる。 2023/02/21
-
【シアトリズムファイナルバーライン】 体験版をプレイしての感想。スティック操作が難しい。 2023/02/03
-
【魔界戦記ディスガイア7】 体験版をプレイしての感想。 2023/01/13
-