絶体絶域

【トライアングルストラテジー】 レビューと評価。重大な''選択''を迫られる硬派なSRPG。

2022/07/09
Wii・Switch全般 0
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トライアングルストラテジーをクリアしたので、レビューと評価をしていく。

SRPGといえば戦略を考えて戦っていく楽しさがあるけど、その楽しさを実に満たしてくれた作品だと思う。



関連記事はこちら。

【百英雄伝Rising】 レビューと評価。町の復興を目的とした、3人の交代制2Dアクション。

百英雄伝Risingをクリアしたので、評価とレビューをしていく。値段も2,000円以下という、正にインディーゲーのような立ち位置の本作。昔懐かしの雰囲気やおつかい要素を感じて、これは日本のゲームだなという印象を受けた。...






【トライアングルストラテジーとは】

『ブレイブリーデフォルト』や『オクトパストラペラー』を手掛けたスクエニの浅野チームによる最新作。

HD-2Dで制作され、3つの異なる国が存在する大陸を舞台とし、プレイヤーの'選択''が重要となるSRPG。


【3つの国を巻き込むストーリー】

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本作の舞台となるのは、エスフロスト、ハイサンド、グリンブルクという3つの国から構成された『ノゼリア大陸』

グリンブルクには3大名家の1つであるウォルホート家がある。

そこの当主であるセレノア・ウォルホートが主人公となり、許嫁のフレデリカ、親友のロラン王子と共に、3つの国の戦乱に巻き込まれていくことになる。


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ノゼリア大陸では、数十年前に『塩鉄大戦』という戦争があった。

今回でも人が生きる為に必要な塩の利権をめぐって、それぞれの国の想いが交錯していく。


【歯ごたえある良好な戦闘システム】

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戦闘システム自体はシンプルで、SRPGを遊んだことある人なら理解出来るくらい基本に忠実。

キャラクター毎に素早さが高い順にターンが回ってきて、攻撃や回復等の行動をするとターンの終わり。それの繰り返し。

自分が相手より高い場所や背後から攻撃した場合は相手に与えるダメージが増えるし、弓キャラだと高い場所からでは射程が広くなったりもする。


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独自の要素としては『挟み撃ち』というものがあり、これが結構大事。

相手を挟むようにして攻撃をすると、その挟んだ向こう側の味方も通常攻撃で追撃をしてくれる。単純に与えるダメージが増えるので、1人ずつ倒すことが大切なSRPGにとって重要な要素。

敵のAIも賢くて、こちらの弱ってる味方から狙ったり、自分だけ孤立しないように集団で動いてくる。


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坑道のようなマップではトロッコに乗って遠くに行けたり、火を使って家を燃やしたり、『ギミック要素』もマップによっては存在する。

マップの地形も大事な要素の1つで、炎の魔法を使うとその場に火が残ってダメージを受けたり、氷の魔法を使うと氷が残って移動と命中力が低下するなどの効果がある。

水がある場所で雷の魔法を使うと辺りに雷が広がったりと、地形も考えて戦闘に工夫をすることでより有利になっていく。しかし、これらの要素は敵も使ってくるので、そこも考慮して動かないといけない。


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仲間は総勢約30人くらい存在していて、キャラクターそれぞれにちゃんと個性があって、戦闘での使い分けが可能なバランスが素晴らしい。

仮にメインストーリーが難しくて詰まったとしても『想定バトル』というフリーマップのようなものがあり、いくらでも挑戦できるため、ここでレベル上げが出来るようになっている。

難易度はNormalで最後まで遊んでたが、それでも十分歯ごたえのある難易度で、ストーリーでも何度か初見でクリアを失敗してしまったこともあった。


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戦闘の難易度はVeryEasy、Easy、Nomal、Hardと4種類用意されていて、いつでも変更が可能な状態で特にデメリットもない。

しんどくなってきた場合は、大人しく難易度を下げるのも手。


【''選択''を天秤によって示す】

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ストーリーを進めてると、人とする会話での選択肢によって、主人公であるセレノアの''信念''というパラメーターが上がる。これのパラメータによって仲間になるキャラが変わったりもしていくが、これの具体的な上昇数値はゲーム内では表示されないため、基本的に自分が選びたい選択肢を選んでいけばいい。

特に重要な選択を迫られることがあると、そこでは''審判の天秤''というものを使い、どちらの選択が良いのかを仲間内の投票で決めることになる。


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この場合セレノアは投票に参加しないので、自分が選びたい選択の方に投票してくれるように仲間を説得しないといけない。

仲間によってそれぞれの考え方が違うので、相手の考えが納得するような選択肢を選び、仲間を説得させる必要がある。


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また、この選ばないといけない選択も基本的にどちらが良いかというわけでもなく、''正解''というものが存在しない。どちらを選んでもメリットやデメリットがあり、それでもどちらかを選ばないといけない。

本当にこっちで良かったのか…?と、分岐した後のストーリーを進めてても悩ましくなるこの感じ。選択をするということは、その選択によって起きる責任を感じてしまうことでもある。

時には仲間を引き渡すかどうかのような場面にも遭遇し、このような重苦しい決断をしながらも前に進んでいかないといけないのが、本作の1つの醍醐味でもある。


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メニューから選べる『足跡』というものを見ると、ちゃんとどこでストーリーが分岐したのかが分かるようになっている。


【音楽について】

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ブレイブリーデフォルト、オクトパストラベラーとプレイしてきた人は、特に今作の音楽のクオリティがどうなるのか気になる人は多いはず。

今回は『千住明』さんが作曲を担当しており、ゲーム音楽というよりはドラマとかの作曲を手掛けてる人らしい。

個人的には、今回も音楽の良さも十分な及第点はあった。…が、あまりゲーム曲っぽくないというか、印象に残る曲が多いというほどでもない。

終盤に流れる曲はかなり好きだったし、戦闘中での優勢時や劣勢時とかで流れる音楽も切り替わったりして、十分に音楽で戦闘時やストーリーを盛り上げてくれていたように思う。

ただ、過去のタイトルに比べると、音楽に熱中してサントラを何度も聴いてしまうほどでは無かった。


【気になったこと】

ここからは、気になったことについて語っていく。

【周回推奨のデザイン】

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本作は選択肢によってストーリーが分岐するのもあ、『マルチエンディング形式』になっている。

最初は片方の選択肢しか進めない点もあり、他の選択の方も体験したいなら周回前提の作りになっている。そう考えると1周だけより更にボリュームも増えるため、周回することを念頭に置いていプレイした方が良い。キャラのステータスやレベル等は引き継げる。

別に1周だけで終わりでも構わないが、全てのキャラクターを仲間にしたりエンディングを網羅したいのなら、2周以上は確実に必須となる。

2周以降がかなり快適に進めらえるかと思えばそうでもないため、もう少し周回の快適さを上げて欲しかった。面倒になって3周以上するのはギブアップした。


【育成の自由度が低い】

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育成の自由度自体は少なめ。

武器は基本的に固定で、キャラクターに装備出来るのもアクセサリーくらい。クラスアップする方向性も固定。

レベルも一定数以上はかなり上がりにくい仕様になってるため、キャラを強化しまくって俺つえー!のような遊び方もやり辛い。

逆にそこまでキャラクターを強化したり出来ないが故に、バランスが整ってるという見方も出来る。


【UIに難アリ、新鮮味は薄い】

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全体的なUIに少々難があり、今でも戦闘出撃の際にキャラクターを選ぶのに分かり辛くて悩んでしまうほど。アクセサリーの装備とか、もう少し色々と分かりやすくしてほしい。

天秤のシステムもいうなればただの多数決であるし、あまり独自のシステムというものが無い。

ゲーム自体の新鮮味という意味では薄いのかなと思った。


【総評】


【面白さ A
(C:微妙 B:普通 A:人にオススメ出来る S:特に不満点が見つからない素晴らしい作品)

1周目のクリア時間は30~40時間。2周目はそこに+αで20~時間くらい。

難易度は基本的にNormalのみで進めて、レベル上げの時や面倒な時は難易度を下げてやっていた。

どう転んでいくか分からないストーリーにも惹かれたが、どちらかというと戦闘部分の要素が一番評価している。最初から最後までバランスが良好なまま、歯ごたえある戦闘をかなり楽しんでプレイ出来た。

また、キャラクターを演じる声優さんの迫真の演技も良かった。基本はボイスがあってもメッセージを飛ばして読み進めてしまうが、熱演ぶりに全部聞いてしまったくらいのシーンもあった。

総評として、オリジナルシステム等の新鮮さのようなものは薄いかもしれないが、基本となるところはしっかりと作られていた。歯ごたえのある硬派なSRPGを求めてる人にオススメな作品。出来れば、難易度はノーマル以上で挑んで欲しい。
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SSX
Admin: SSX

自分が面白そうならとりあえずプレイしてみる雑食ゲーマー。特に格ゲーや、ゲーム音楽などが大好物。アニメや映画といった映像作品も好き。

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◆現在プレイ中
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◆適当な一言
3月まで早速のゲームラッシュ。とりあえずリリンクは買います。

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