絶体絶域

【大逆転裁判1&2】 レビューと評価。最後まで遊ぶと大満足!19世紀末が舞台の法廷バトルADV。

2022/05/20
逆転裁判シリーズ 0
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『大逆転裁判1&2 -成歩堂龍ノ介の冒險と覺悟- 』のレビューと評価をしていく。

逆転裁判シリーズは1~4、逆転検事の1だけプレイ済み、というシリーズ経験者の視点でのレビュー。

久しぶりにプレイするこのシリーズは、記事タイトルの通り、実に大満足の一品でした。





【大逆転裁判1&2-成歩堂龍ノ介の冒險と覺悟-とは】

『大逆転裁判1&2-成歩堂龍ノ介の冒險と覺悟-』とは、カプコンが3DSで発売した『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』と『大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-』の2つを同梱して、グラフィックの向上や、追加要素を足したリマスター版。

逆裁シリーズをプレイしたことなくても問題ないが、時代的にシリーズの過去作のような扱いなので、シリーズをプレイしたことあると、ニヤっと出来るところはある。

キャラクターとしてあの有名な『シャーロック・ホームズ』も出てくるので、ホームズ関連も知っておくと、これまたニヤっと出来るはず。

1も2もシステム的にはぼぼ同じなゲーム性になってるので、両方をまとめたPS4版のレビューをしていく。


【19世紀末の日本とロンドン】

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今作の舞台は、19世紀末。明治時代で、日本がまだ大日本帝国だった頃。その大日本帝国と、イギリスのロンドンの2つが舞台となる。

逆裁シリーズの主人公である成歩堂龍一、その先祖になる『成歩堂龍ノ介(なるほどう りゅうのすけ)』が主人公となっている。

主人公である龍ノ介が、女性の法務助手である『御琴羽寿沙都(みことばすさと)』と共に、弁護士という立場を通じて色んな人々と出会い、その中で生まれる葛藤や成長を描いている。


【探偵パートと法廷パート】

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1と2で各5章毎のストーリーがあり、全部で10章とボリュームは多め。

章が始まると大体何かしらの事件が起きるので、真実を突き詰めていくため、その中から大きく『探偵パート』『法廷パート』の2つのパートに分かれていく。

探偵パートでは、色々と事件現場を調べたり、弁護することになる被告人に話を聞いたりして、証拠品を集めたりしていく。


【楽しい共同推理】

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特徴的なシステムなのが、探偵パートの華である『共同推理』といったシステム。

ロンドンが舞台なのもあって、あの有名な『シャーロック・ホームズ』も人物として登場している。彼は何かと主人公たちの助けになることが多い。

しかし、このホームズは観察眼はズバ抜けてる癖に、論理で大事なところが抜けてて、推理が変な方向に着地することも多い。そこで、龍ノ介が手助けをして正しい方向に持っていくという流れが、共同推理のシステムになっている。


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まず、ホームズが推理を展開していく。

白いシルクハットを被った紳士が『絵はがき』を狙っていると指摘したが、肝心の相手には『?』マークが出て、ピンと来てない様子。

どうやら、推理が間違ってた模様。


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そこで、龍ノ介が『絵はがき』ではなく、適切なキーワードである『オルゴールのディスク』を突きつけると、画面が割れる演出と共に推理が正しい流れになっていく。

この共同推理の面白さは画像じゃ伝わりにくいが、心地よい音楽とカッコイイ演出に加え、流れがテンポ良く展開されていくため、観てるだけでも楽しく、かなり好きなシステム。


【3Dで良く動くキャラクター】

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キャラクターたちの3Dで良く動くモーションもそうだが、キャラクターデザインも良く出来ている。

例えば、この老人とメイドの2人。裏設定として『太陽』と『月』をモチーフにされているデザインに関心した。

この2人にはとある謎が隠されており、あたふたするたびにメイドが淹れる紅茶が溢れてしまい、老人の方があちちち!とあたふたするシーンも印象的。この一連の動きがコミカルで、見てるだけで実に面白くて笑ってしまう。


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彼ら以外にも魅力的なキャラクターが多く、それらの個性が証人から犯人まで多岐に渡っており、実に飽きさせてくれない。

次の章のストーリーが始まったら、次はどんなキャラクターたちが出てくるんだろう、という楽しみがあった。


【矛盾を見つけて無罪を目指す】

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『法廷パート』では、基本的に今までのシリーズと同じで、証人の話す言葉に対して''矛盾''する箇所を見つけ、手元の証拠品をぶつけていき、ノリノリの音楽と共に相手を叩き伏せていく。

相手もド派手なリアクションをとってくれるので、こちらとしても渾身の一撃が決まったときは爽快。被告人を弁護し、最終的には'無罪''を勝ち取ることが目的。


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ロンドンの裁判では、『陪審員制度』が導入されてるのもあって、陪審員それぞれの人々の信用も勝ち取らなくてはいけない。

陪審員に対しては、他の陪審員が話す言葉を矛盾として突きつけたり、事件の証拠品をぶつけることになる。


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異議を唱える時の『異議アリ!』という言葉は、正にこのシリーズのキモ。

検事として敵対することが多いのが、『死神』と呼ばれ恐れられているバロック・バンジークス検事。

見た目はいかにもドラキュラっぽい感じで、法廷中にワインを注いだり、グラスごと叩き割ったりと、リアルじゃ考えられない豪快さ。


【盛り上げてくれる音楽】

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また、全体的に流れる音楽もシリーズ恒例の良さ。数多くの良曲があり、今でもSpotifyとかでサントラを聴いてるほど。

・相手を追い詰める『成歩堂龍ノ介 異議あり!』
・尋問するときで流れる『大尋問 アデラート』
・龍ノ介の親友ポジションである『亜双義一馬~使命のサムライ~』のテーマ曲

などなど。挙げたら他にもあるが、特に2の終盤で流れる『相棒 ~The game is afoot!』は本当にたまらない!!

ゲーム内の『特典』の項目では、NGになった曲も入れてくれてるのは珍しい。


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一応、色々なシステムが面倒そうと思った人への最終手段として、オプションから『ストーリーモード』というモードもある。

謎解きとかも含めて、全て自動でやってくれるモード。使ったことないが、ただの読み物として楽しみたい人用には良いかも。


【気になったこと】

ここからは、気になったことについて語っていく。

【1は前編、2は後編という認識が大事】

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大逆転裁判1&2となっているが、1が前編、2が後編という認識が凄く大事。

1をクリアしただけでも及第点の面白さはあるが、1だけだと明らかに謎が残ったり、その謎の残し方も、いかにも続編がありますよーって作りなので、凄くモヤモヤして終わる。

1を発売当時にプレイした先人たちは、2の発売すらまだ決まってなかっただろうから、続編が出るまで大変だったに違いない。


【デフォルトだとテンポが悪め】

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ゲームを始めた時、しばらく引っかかる感じがするなぁとお思ってたら、会話を飛ばせないテンポの悪さだと気付いた。

このシリーズはフルボイスじゃない代わりに、テキストが独特のテンポで進んでいくため、そこをデフォルトでは飛ばせない仕様になっている。

これに関しては、オプションで変更すると大分改善されるので、サクサクと読みたい人は絶対変えた方が良い。


【一部のキャラが不快】

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3Dキャラクターが良く動くという点は素晴らしくはあるが、それが逆にネックになってしまっているキャラも居る。

一応名前は伏せておくが、上記画像のキャラクターは、ことあるごとに『四文字熟語』を使って、自分の感情を体文字で表現しようとする。

これがいちいち会話のテンポを阻害してしまい、どうしてもイライラしてしまった。

これがたまにある頻度なら気にならないかもしれないが、割と頻繁にやってくるから尚更だった。少なくともこのキャラ以外は特に不快だなと思うキャラは居なかったので、もう少し頻度を抑えるなりして、何とかしてほしかった。

個人的に、ここが一番の欠点要素かも…。


【総評】



クリア時間は、両方合わせて45~55時間くらい。プレイ時間をゲーム内で確認出来ないので、大体このくらいという感覚で。2の方が、プレイ時間は長いと思った。

ストーリーが終盤に近付くにつれ、今まで展開していた伏線を怒涛の勢いで回収していき、盛り上がるしかない展開と音楽が組み合わさり、真実にたどり着いていく高揚感。そこからのエンディングまでの流れは、正に『あっぱれ!!』としか言いようがないくらい素晴らしかった。

逆裁シリーズの1~3を昔にプレイし、このシリーズのファンになったことを思い出してた。同ディレクター制作の『ゴースト トリック』と同じようなクリアした後の気持ち良さがあって、しばらく余韻に浸っていたくらい。

何度も言うようだけど、これはあくまで2を最後までプレイしてのゲーム。1だけで終わらすにはあまりに勿体ないし、それだけだと別にオススメもしない。

逆裁シリーズを久しぶりに遊ぶ人や、初めて挑むような人にも、大逆転裁判にはその価値がある。そう''矛盾''なく言えてしまう、素晴らしき良き作品でした。
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◆適当な一言
3月まで早速のゲームラッシュ。とりあえずリリンクは買います。

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