絶体絶域

【ボイド・テラリウム】 レビューと評価。汚染された世界で少女をお世話する、ローグライクRPG。

2022/04/26
PS全般 0
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最近になってフリプ化もされた、void tRrLM() (ボイド・テラリウム)をクリアしたので、レビューと評価をしていく。

日本一ソフトウェアから発売され、公式でのジャンル説明は、『ローグライクお世話RPG』 

何というか独特のシステムが多いので、システムの紹介が多めになっています。





【ボイド・テラリウムとは】

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本作の舞台は、もはや人類が絶滅してしまい、有毒な菌類に汚染されてしまった世界。

そこに主人公であるロボットが、スクラップ場から目を覚まし、何故か生き残ってた少女(トリコ)と出会うところから始まる。


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このTVのような見た目のキャラは、数百年独りぼっちで、ここら辺を管理していたファクトリーAI。

ゲーム進行の補佐的な役割をしてくれて、見た目的には可愛らしいAIだが、実は恐ろしいことをやっていることが序盤で分かる。

本編で出てくるキャラクターは、主にこの2人。汚染された世界でまともには生きていけないトリコを、テラリウム内(生物や植物を飼育するガラス容器)で、ロボットとしてお世話をしていくことになる。


【基本はローグライク系】

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本作の戦闘システムは、不思議のダンジョンシリーズである『トルネコ』や『シレン』と同じようなローグライクRPG方式。

挑むダンジョンはランダムで生成され、レベルも毎回初期の1からスタートになる。こちらが移動で動いたり攻撃をすれば、相手も動いてくるというターン製。


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敵を倒してレベルが上がると、いくつかのスキルを選んで取得することが出来る。

一般的なスキルは攻撃力や防御力がアップとか地味なのが多いが、一気に8方向に攻撃出来るとか、攻撃するだけで相手のHPを吸収するとかの確率が低いレアスキルはとても強力なので、それを取得出来ると戦闘もより楽になっていく。

レベルが上がる際のレアスキル出現は、本作の楽しいポイントの1つ。


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ダンジョン内にはアイテムが落ちてたり、いくつも罠があったりもする。

有名な『モンスターハウス』も健在。この部屋に入ると大量のモンスターに囲まれ、一気にピンチ状態に。


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…と言っても、大量に敵が出てくるのはチャンスでもあって、『全体攻撃技』のスキルを持ってると倒すのも楽になる。

経験値も沢山貰えるし、ドロップアイテムにも期待が出来る。


【資源と汚染】

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ダンジョンというものは普通は『攻略』することを前提として挑み、踏破をすることが目的となるが、本作では攻略というよりはアイテムを拠点に持ち帰るという、アイテムの『回収』が目的となることが多い。


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ダンジョンの最後にはボスが居ないことも多く、ストーリー進行は、特定のアイテムを拠点でクラフト(制作)することで進んでいく。

そのクラフトに必要となる『資源』というものは、ダンジョンに挑み、拠点に帰る際に持ってたアイテムが自動で変換されて資源になっていく。

このようにダンジョンに挑み、なるべくアイテムを多く持ち帰り、その資源でクラフトする、という流れを繰り返していくことになる。


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また、この世界自体が汚染されているというのもあり、拾えるアイテムも『汚染』されていることがある。

汚染されると基本的にはそのアイテムの性能が下がることが多いが、そこから更に汚染されると性能は上がることが多い。

例えば、上記画像の『グロースポット』というアイテムは、本来は使用するとレベルを1上げてくれるというアイテム。これが強く汚染されると、レベルが2上がるという更に有用なアイテムになる。汚染度はランダムだったり、特別なアイテムやダンジョンの罠を使うことで調整が可能。

しかし、もっと有効なのは、このアイテムを使わないで持ち帰ってしまうこと。

このグロースポットは、資源への変換効率がとても良いアイテム。ここら辺のアイテムを使ってまでダンジョンを進んでいくか、持ち帰り用に残していくか、こういった取捨選択が生まれるのが面白いと思った要素。



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ちなみに、操作してるロボットのHPが無くなって全滅してしまっても、特にデメリットのようなものはない。

ダンジョンに持ち込めるアイテムはないし、全滅した時点で持ってたアイテムは全て資源に変換されるようになっている。任意で拠点に戻っても、全滅して強制的に拠点に戻っても、結果は同じ。

そのため、特に気にせず気軽にダンジョンに挑める作りになっている。


【トリコのお世話をしよう】

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ダンジョンを攻略中、『おせわっち』というたまごっちのようなアイテムが常に左下に表示されていて、拠点に居るトリコの様子が分かるようになる。

これによってトリコのお腹の調子等が分かったり、またテラリウムの汚さも表示されるようになる。

放っておくとどんどん悪化するため、適度に拠点に戻り、トリコのお世話をしてあげないといけない。(掃除はダンジョン内からでも出来る)


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テラリウム内のトリコに、ナデナデをしてあげるロボット。

まもりたい、この笑顔。

ご飯をあげたり、テラリウム内を掃除したりとお世話をしていると、自分がトリコの親になったかのように錯覚してしまう不思議な感覚も、独自の良さの1つ。



【病気になると】

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空腹状態で放置したり、テラリウム内でのよごれを放置していると、トリコが病気になることもある。

病気の種類は様々で、風邪のような症状のものから、何故かゾンビになってしまったりと、もはや病気のレベルを超えたものまである。


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病気になると、病気を治すために専用ダンジョンに行くことになり、そこで病気を治すアイテムのレシピを入手してこないといけない。

まず、これをするのが面倒臭いし、病気になったトリコも見たくないしで、なるべく病気にしないで進めていきたい。(病気にするトロフィーはあるけど)


【クラフトで強化とカスタマイズ】

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資源が揃ってきたら、その資源を使って色々なアイテムをクラフト可能。

『初回クラフトボーナス』というものがあり、アイテムを作るだけで主人公のロボットの基礎ステータスが上がったり、持てるアイテムが増えたりとメリットが多い。

クラフトをすればするほど、ダンジョン攻略もまた楽になっていく仕組み。


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クラフトしたアイテムは、トリコが居るテラリウム内に自由に配置して、見た目的にも楽しめる。


【気になったところ】

ここからは、ゲーム内での気になったところを書いていく。

【序盤が面倒】

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特にゲームの序盤では、ゲーム的な制約が多くて割と面倒なことが多い。

もっと深い階層にダンジョンを進んでいきたくても、トリコがすぐにお腹が空いて拠点に戻らないといけなくなったり、最初は持ち運べるアイテム数も多くないため、ダンジョン探索の資源効率が良くない。ゲーム中盤以降からはクラフトしたボーナスによって、これらがどんどん解消されて、より快適に遊べるようになっていくようにはなる。

もちろん、トリコの状態によってこちらの行動が左右されるというのは、本作の特徴のようなものなので、一概に悪いというわけではないけど。


【変わり映えがしない】

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敵も複数種類居て、行動が敵によってちゃんと違ったりするのは良いところだが、ダンジョンの見た目も含めて、最初から最後までそれほど代わり映えがしない。

音楽とかもは変わるには変わるが、もうちょっとグラフィックの見た目的にガラっと変えて欲しかった。


【総評】



クリア時間は、20~25時間くらい。

日本一からこんなゲームが出ていたことすら知らなくて、遊んでみたらローグライクRPGに独特のアレンジをされていて、それでいて割とライトに楽しめるという良く出来たゲームだった。強いて言うならば、スキルボーナスのインフレにより、後半が簡単になりすぎたので、もっと難易度の高いモードも選べると良かったかも。

難しそうなイメージがあるローグライクRPGには手を出してなかったという人にも、このゲームは『入門用』として良いんじゃないかと思う。

人を選ぶところもあるとは思うが、個人的にはかなり好きで楽しめたゲーム。この退廃した世界観、その静かな世界観に合わせた音楽や、可愛いキャラクターたち、先が気になるストーリーも含めて、最後まで一気に熱中してやってしまった。

…実は、今年の6月に続編の2が出るらしい。まだまだゲーム的には更に面白く出来そうなので、続編がどういう進化を経てるのかも期待したい。
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