絶体絶域

【7days to end with you】 クリア後のネタバレ感想。

2023/07/16
Wii・Switch全般 0
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Switchのいっせいトライアルで配信されていた、『7days to end with you』というゲームをクリア。

''言語を理解して進めていくアドベンチャーゲーム''という特殊なゲーム性をしており、そのシステムは斬新かつ、物語としても記憶に残る体験になった。

特に考察とかをしてるわけではないけど、ネタバレありで振り返りながら感想を語っていく。未プレイの人は引き返して。


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【7days to end with youのネタバレ感想】

7days to end with youのストーリーを振り返りながら、感想を言っていく。

【序盤:謎言語と彼女】

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ゲームが始まるのは、とある一室のベッドから。

見知らぬ女性に主人公が起こされてゲームは始まるが、いきなり何を言ってるか分からない。

この言語を理解していき、主人公(プレイヤー)が何故この状況に置かれてるのか把握していく…というのが本作の目的。


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謎言語の一つの言葉が1つの単語、フレーズのようなものになっていて、「もしかしてこういう意味なのか?」とアタリをつけて予測して当てはめていくところは、パズルや推理ゲームのゲーム性にも少し近いかもしれない。

実際にこの言葉にアタリをつけて理解していくのはかなり難しく、人によっては実際30分くらいで止めてもおかしくないゲーム性だとは思ってる。万人向けでもないし、地味な作業を求められるし。

ストーリー的に主人公が7日間しか行動できないところから、「何故7日間でこの物語が終わってしまうのか?」とか、「言葉を理解した先に一体どんな結末が待ってるのか?」という部分も気になったため、止めずに続けることが出来た。


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そして、言語を理解することも大事ではあるが、序盤からこの''彼女''という存在も重要だった。

主人公に対して言葉を教えてくれたり、優しくしてくれたりと何かと世話を焼いてくれていて、段々と彼女に親近感や母性のようなものを感じてしまう。そうして、自分も何かして返してあげたいな、彼女を喜ばせてあげたいなという気持ちにもなっていった。

あと、かわいい。

他のインディーゲームの『ヴァルハラ』とかでもそうだったけど、ドット絵で描かれた女性に弱い。もっと増えてくれこういうの!

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【中盤:細かい伏線や情報】

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そうして言葉にアタリを付けていき、少しづつでも彼女の言葉が分かり、部屋に書かれた文字とかも読めるようになってくると、爽快感ってほどでもないが、ちょっとした快感のようなものがあった。昔の文字を解読している考古学者のような気分。

彼女が話す言葉に対して理解を示してることが伝わると、彼女は嬉しくなる。彼女が嬉しくなると、こっちまで嬉しくなった。


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彼女に関係性を教えてもらい、''主人公と彼女は恋人同士''だったのを理解する。

新聞紙には主人公の写真が写っていて、これが恐らく主人公の姿だろうと認識することは出来た。

上の画像では彼女の名前が新聞に載ってる形になってるが、最初は間違って自分と彼女の名前を逆にしてしまっていた。こういう間違いとかにも違和感を覚え、自分で修正していことが大事なんだなと学んでいった。


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そして、自分の姿を確認しようにも、家の中にある鏡が割れててよく認識できない。

この時点で自分の姿が分かってしまうと駄目なんだろうなというゲーム的なメタ要素を感じたが、これも別に''この時点でちゃんと見ると主人公の姿ってのは表示されてる''んだよね…。

この時はそこまで意識してなくて、ちゃんと映ってないモノだと思ってた。


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言葉を理解していくことは、別に良い事ばかりでもない。

ゲーム序盤の印象では、''主人公が何かケガをしてしまい、それを身内の女性に看護されている状態''なんだと勝手に想像していた。

…ところが、主人公が何度も夢として断片的に思い出す記憶で、『戦争』や『罪」といった不穏なワードが出てくるようになる。


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「主人公は既に戦争によって死んでいるんじゃないか?」とか、そもそも「彼女が部屋で作っている怪しい実験のようなものは何なんだろう?」とかを気になりだすと…

「アレ、もしかしてこの彼女ってヤバイことしていない?」という結論にたどりついてしまう。


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何度も繰り返すから理解する情報の意味とかもあって、7日間を終えたときに表示されるこの『END』って文字すらもちゃんと意味があった。

本編の中でこの文字はこういう意味ですよって確定で教えてくれるのは''答え''のようなもので、言葉を理解するゲームとしては凄く有難い。

何度目かのENDを迎えてこれに気付いたときは、「なるほどねー!」と唸ってしまった。


【物語の真実】

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言葉の意味も7~8割くらい理解するようになると、彼女の話してる意味や、彼女が現在行っていることがより明確に分かるようになる。

今まで感じていた疑問に決定打を放った要素が、この彼女の実験部屋の本棚にある箱を調べること。この箱は彼女と同行していたら調べることが出来ない要素で、主人公1人だけの時に調べないといけない。

しかし、仮に調べられても、ここには言葉でパスワードのようなものがかかっていた。

序盤ではこのパスワードに皆目見当も付かなかったが、ある程度読めるようになった今では
『人』『死』『愛』とかのヒントのワードを頼りにして、『死んだ恋人』という言葉が正解なんだと導き出された。

そう、それは主人公のことだった。


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主人公の名前を入力すると、本棚が横にずれて、その奥にある隠してある部屋が見つかった。

その部屋の中は血なまぐさい臭いがして、危険な凶器や血があった。実際にこの隠された部屋は誰かを殺す、もしくは殺した時に使うような殺害現場だった。

ここで、物語は確信に繋がる。

彼女は戦争で死んでしまった恋人(主人公)を生き返らせる実験のようなものを行っており、その実験のためにいくつもの人をその手にかけていた。

話の真相が分かり、一気にホラー色が強くなった瞬間でもあった。

ここで彼女自身が主人公にバレても慌てるということもなく、バレたのなら仕方ないかという態度だったのにも、一種の異常性が見て取れた。


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ずっと気になってた実験室に張られてた謎のマークも、''主人公が7日間を終えて死ぬ度に増えてるもの''だと分かった。

つまり、これまでを何回も繰り返してるという証拠のようなもの。


【終盤:最期の選択】

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物語も終盤に。

ここまでくると、何で''7日間で体が動けなくなって死んでいくか''の謎も解ける。

要は主人公は彼女に作られた存在ではあるが、それがまだ未完成なために7日間というものが行動のタイムリミットだった。こうやって主人公が死ぬ度にきっと彼女はまた主人公を再構成して…を繰り返したんだと思う。気が遠くなるほどの愛。

今までは彼女の行ってきた真実が理解出来ないまま主人公が死んでしまってたが、今回に関しては違う。

彼女が裏でやってきたことを理解して7日間を終えると、新たに選択肢が表示される。

彼女の罪を認めた上で、

『全てを受け入れるか』or『全てを終わらせるか』


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彼女とここまで一緒に行動を共にしたこともあり、彼女自身がやったことは決して許されることではないが、彼女を責める気にもなれなかった。

どちらかの選択肢が正解というわけでもなく、全てを受け入れるとそのままの生活が続行するが、結局は問題を引き伸ばしにしてるにしか過ぎない。全てを終わらせる場合は、主人公がその彼女を自分の手にかけることになる。

この場面では悲しい音楽が流れると共に、色々な想いがあふれて言葉にならなくなってしまった…。

最後にどちらの選択をしても、彼女はそれを受け入れてくれた。

本作は言葉を理解していくゲームではあるが、彼女の話す''言葉''自体は分からなかったとしても、彼女からの''想い''というものは最初から言葉の壁を越えて伝わっていたんだなと改めて思った。

なんというか、凄く凄く、切ない。


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一応、3つ目となるENDだけはその後に後日談があって、誰かが日記を書いてる場面が出てきて、その人に対して『彼女=?』のようなメモを渡される。

さすがに今回の話が創作物だったみたいな展開は考えたくないが、ここは人によって色々と解釈がありそう。


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他にも本作は色んな人が考察とかしてあって、新聞に書かれた言語を読み解いたりすると、実際の彼女の名前や主人公の名前なんかも存在してるらしい。

けれど、そもそも本作を始めた時にゲーム冒頭のメッセージで『貴方が感じ、受け取ったすべての物語は正しいでしょう』と言われるように、あまり本作を考察しすぎるのも野暮なものだと思ってるため、この辺でこの物語は自分の中で終わりということになった。


【総評】

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えー、改めて総評を。多分クリア時間は6~8時間くらい。

普通から当たり前のように使ってる''言葉から理解していく''という今までにプレイしたことのない新しいゲーム性、そしてその言葉を理解したときに真相に迫っていくという仕掛けは見事だった。

本編のボリュームは短くて頑張れば1日で終わるくらいだったし、また大手だと絶対に作りそうにないようなゲーム性も含めて、まさにインディーゲームの良さというものを肌でビシビシと感じられた。

本編中にこの謎の言語は英語っぽいなと感づいたあたりから制作したのは海外の方かと思ったら、普通に日本の方らしい。本当に「よく作ったな!」というのが、一言で言い表せる一番の感想だと思う。

とても印象に残り、温かくて切ない体験が出来た良い作品だった。
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◆適当な一言
3月まで早速のゲームラッシュ。とりあえずリリンクは買います。

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