【スト6】 CPUの強くて人間っぽい行動にちょっと感動した話。
2023/04/25

少しスト6界隈でも話題になってるCPUの強さについて。
まだ体験版しか配信されてないスト6。オンライン対戦も無いこの環境の中ではコンボ確認するくらいしかないと思ってたのに、CPUが想像以上に良い出来で、まさか格ゲーでCPU戦が純粋に楽しめるとは思いもしていなかった。
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目次
1.今までの格ゲーのCPU戦
2.スト6のCPU戦
2-1.人間っぽいジリジリした攻め方
2-2.起き攻めや守り方もそれっぽい
2-3.確反は安いし、超反応も実際にはある
2-4.CPUが動き方の師匠となる可能性
3.オフラインでの楽しみ方が1つ増えた
1.今までの格ゲーのCPU戦
2.スト6のCPU戦
2-1.人間っぽいジリジリした攻め方
2-2.起き攻めや守り方もそれっぽい
2-3.確反は安いし、超反応も実際にはある
2-4.CPUが動き方の師匠となる可能性
3.オフラインでの楽しみ方が1つ増えた
【今までの格ゲーのCPU戦】
CPU戦自体をそんなに遊ぶことはないが、基本的に格ゲーのCPUといったら適当なところでこちらが技を出しても食らってくれるし、場合によってはひたすら投げや大足ををしてるだけで勝てたりもする。その割に超反応でこちらの行動を潰してきたりと、CPU自体が強くても人間じゃ出来ないことを平気でやってくるから''理不尽だな''という印象の方が強かった。
対人戦の面白さと比べると、どうしてもCPU戦を面白いと思ったことは今までには無く、多少コンボ練習になればいいかなーくらいどうでもいい存在だった。
【スト6のCPU戦】

ところがどっこい!!
スト6のCPU戦は、そんな自分が今まで戦ってきた格ゲーのCPUとは違っていた。
特にCPUのレベルを上げるとよりその実感は増し、最高レベルの『8』くらいにすると、まるで上級プレイヤーと戦ってるかのような感覚に陥った。
【人間っぽいジリジリした攻め方】

まず、CPUの攻め方がジリジリと間合を詰めてきて、常にこちらの牽制が届くかどうかくらいの一定の距離を開けて近づいてくる。こちらの通常技が空振ると、差し返しからしっかりコンボで咎めてくる。
波動拳のような弾を撃ってくる時も弾ばかりではなく、コパンとかでちゃんとフェイントも混ぜてくるし、こちらの生半可な飛びも引き付けて昇竜等の対空で落とされる。そもそも、適当な飛びが通る気がしない''圧''を感じる。
一定の距離ではCPU自ら垂直ジャンプを置いてきたりもしてきて、『今までCPUが垂直ジャンプを置いてくることがあったか?』ってくらい、人間だったらやりそうな行動に、ちょっと衝撃というか感動した場面でもあった。
【起き攻めや守り方もそれっぽい】

密着の間合でも、こちらのダウンを奪ったらちゃんと打撃や投げを重ねてくる。
こちらが起き攻めをするときにはちゃんと無敵技で暴れてきて、その後にCPU相手に''原人狩り''をされたときには思わず苦笑してしまった。中に人でも入ってるんじゃないのかと疑った。
※原人狩り-起き攻めに垂直ジャンプ攻撃を仕掛けることで、相手の遅らせグラップを狩る行為。スト4プレイヤー(原人)にものすごく効果的なことからこの名前で呼ばれる。
こちらがCPUに端での起き攻めに『投げ』を仕掛けようとすると、前ジャンプ攻撃で位置を入れ替えようともしてきて、実際にリターンを取って人間が取りそうな行動がちゃんとプログラムされてることが分かる。

そして、ドライブラッシュからの中段と下段といった崩しを仕掛ける時には、ちゃんと攻撃を食らってくれる。
この攻撃を食らってくれるということが大事で、CPUが強いからといって中下段が効かないならもうその攻撃は使う意味は無くなってしまうから。
こちらの択となる行動を人間のようにちゃんと食らってくれると安心するし、それが通ると気持ちも良い。
【確反は安いし、超反応も実際はある】

といってもこのCPUが完璧かといえばそうではなくて、むしろこのCPUの恩情ともいえる部分が''確反が安い''こと。
こちらが無敵技をぶっぱなしてガードされたとしても、そのお仕置きとなる確反が凄く安い。目の前で昇竜を空振るとCPUの方も何故か釣られて空振ったりと、そこら辺はまだ改良の余地を感じる。
それと、今までの格ゲーのCPUのような超反応のような動きが無くなった訳ではない。
何度も戦ったら分かってくるが、近距離での弾に対して人間だったら様子見しそうなところでもドンピシャで飛んでくるし、こちらの突進技に対してもドンピシャで合わせてくることもある。単発技確認からSA発動とか人間じゃ出来ないことをやってくるし、明らかにこちらの技の入力に対してそういう風に動くようにプログラムされている。
この超反応に関しても今までの格ゲーのCPUなら単なる不快な要素ではあったが、このスト6のCPUではその人間っぽい部分とCPUという両方の部分が混在してるため、超反応部分があってもその不快感が実質軽減されてるような感じ。
あと更なる特徴としては、何かをガードした時に暴れる確率が高い。小技を刻んだりすると暴れてきやすいのと、投げのグラップ制度がかなり高い割に、投げを誘ってもその投げスカりをほとんど漏らさないこと。これに関しては、もうちょっと漏らしてほしかったりする。
【CPUが師匠となる可能性】

CPU戦で特に良いなと思ったのが、使うコンボの制度と判断について。
このコンボの最適解が難しいゲームに置いて、まだ死なないかなと思ってた体力でも、差し合いからバーンアウトすること上等のコンボで殺し切ってくることも多くて感心する。
コンボがどういう風に繋がるのかを体感で教えてくれるため、実際にCPU戦で参考にするところは多く、同キャラで戦った場合はもはや''師匠''とも呼べるような存在だった。
【オフラインでの楽しみ方が1つ増えた】

まだ体験版の2キャラしか居ない状態でこのCPUの出来に感心したのもあり、他のキャラだったらどんな感じになってるのか現状は楽しみにしている。
今後は新キャラとか出る度にプレイヤーがコンボや立ち回りを発掘するんではなく、プレイヤーが実際に高レベルのCPUと戦って学ぶってこともかなり多そう。少なくともスト6では。
ルークとリュウどっちのレベル8も強いが、個人的にはリュウの方がより手ごわく感じた。CPUがやってくる画面端近くのインパクトへの反応が本当にキツイ!基本的にこのCPUのレベル8に対して普通に勝とうとするならば、甘えのような行動はやらない方が良い。
まぁレベル8はちょっと強すぎるところもあるので、対戦を楽しみたいくらいなら個人的にはリュウのレベル7くらいが丁度良かった。人それぞれ自分にあったレベルに合わせて戦うことが出来るし、初心者の人でも徐々にレベルを上げてステップアップしてCPU戦だけで楽しんでいく遊び方もしていけそう。
まとめとして、格ゲーにおいてオフラインでもCPUを使って疑似的な対人戦を楽しめるというのは、軽く革新的な試みなんじゃないかなと思った。
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