絶体絶域

【ドキドキ文芸部プラス】 クリア後の振り返りネタバレ感想。ギャルゲーの皮を被ったナニカ。

2023/04/12
PS全般 0
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ギャルゲー的雰囲気を醸し出す、ドキドキ文芸部プラスというゲームをクリアした。

…何ともドキドキした体験だった。色んな意味で。

このゲームをネタバレなしで語るなんてものは土台無理な話なので、ここからの感想はネタバレ注意。というか、クリアしてる人以外は絶対に読んじゃ駄目。














↓↓ネタバレ注意↓↓






























【本編の振り返りネタバレ感想】

まずは軽く本編を振り返りながら、プレイ時に思ってた感想を書いていく。

【開幕から不穏な雰囲気】

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ドキドキ文芸部プラスのゲーム起動すると、

『不安症や鬱病に苦しんでる方は、このゲームをプレイすべきではないのかもしれません』

という警告メッセージが出て早くも不安になる。

一応本作をプレイする前には、何か''普通のゲームではないゲームなんだろうな''という認識はあったが、本当にプレイしちゃっていいのか?とビビり散らしてしまう。

実際にクリアした今でこそ思う事だけど、このゲームをやるなら体調は万全の時でないと駄目だと思う。メンタルにくる。


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本編の中身は、よくありそうなギャルゲーテイストのゲーム。

主人公には幼馴染で『サヨリ』という元気な少女が居て、そのサヨリが属している文芸部に入り、そこで大人しくて本が好きな『ユリ』、明るい部長の『モニカ』、ツンデレ気味の『ナツキ』、といった部員たちと交流を深めることになっていく。


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そして文芸部で『詞」を作ってお互いに見せあおうという流れになり、そこで誰かのために詞を作ることになるが…。

その詞を作るために無作為で選んでいくワードにも、『自殺』だの『苦痛』だの不穏なワードがちょくちょくあるのが気になって仕方なかった。

詞の内容とはいえ、あまり良い言葉ではないと思うので。


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『そんな時は、ゲームをセーブするのを忘れずにね!』

部長のモニカと話す時、たまに言う意味深な言葉も気になった。

一体誰に話しかけてるの?という、こっちを向いてしゃべってない感じ。ゲームの主人公以外に呼びかけてるような話し方。


【この画面の意味】

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本編をプレイ中、適当なところでセーブしてタイトルからやり直して驚いたのが、BIOSの起動画面から入って架空のデスクトップ画面が表示されること。普通はタイトル画面から始まるのにどういうこと?ってなった。

この演出に初見ではとても驚いたし、先ほどのモニカの言動と合わせて、この物語の隠されていた真相に近づいていく予感はした。


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本編の1周目も終盤になると、近づいてくる文化祭の季節。

和気あいあいだった雰囲気も変わっていき、いつも元気だった幼馴染のサヨリからは実は''うつ病''だったと告白される。

そんな印象はなかったのに、突然の告白に驚く。うん、驚いてばっかだよ。


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違う日に文芸部でサヨリが書いた詞を見た時にはゾっとした。

『私の頭の中からていけ。私の頭の中から出ていけ。私の頭の中から出ていけ』

明らかに様子がおかしいサヨリ。誰かと戦っている?

様子を見るために再びサヨリの家に行くと、そこにはサヨリが首を吊っているというショッキングな場面が待ち受けていた…。


【ゲーム自体が…】

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この辛い展開を元に戻そうとセーブからやり直しをしようにも、何故かロードが出来ないようにされていた。

更にタイトル画面では、もはやゲーム自体がバグってた。サヨリの存在を消すように、モニカの見た目で上書きされてるようなタイトル画面。

ここからが''ドキドキ文芸部の本当の始まり''ということを理解する。


(ここからは色々とショッキングなシーンも多いので割愛)


【モニカだけ】

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その後にバグって始まった2周目のニューゲームでは、ジェットコースターのような展開で進んでいき、ついにはゲーム自体が崩壊してしまう。

真相として、このドキドキ文芸部の世界は『ゲームの世界』ということを、ゲームキャラクターのモニカは途中で気付いてしまった。

自分が使える能力で文芸部の部員を操り、破滅的な行動を起こさせていた黒幕でもあった。何かと意味深な言葉を話してたのもプレイヤーに気付かせようとしていたためだった。

モニカはこちらに3次元的敵世界があることを把握していて、最後に主人公もとい、現実世界に居るプレイヤーと結ばれることを願っていた。


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モニカを拒否するために何度もゲームを終了させようとも、モニカとの会話シーンから始まり、一向にこのゲームが終わる気配がない。

最終手段としてデスクトップ画面からフォルダをいじり、モニカのキャラクターファイルを削除してしまうことを決断する。


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これでモニカが居ないドキドキ文芸部の世界が始まり、この世界は救われたかに思えたが、最後にサヨリからこれまた衝撃の一言。

『モニカちゃんを消してくれてありがとう』

モニカが居ない世界ではサヨリが文芸部の部長になり、部長になったことによって記憶を引き継いで今までの状況を把握したらしい。

今度は復活したサヨリまでがおかしくなってしまった。


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このままでは同じことの繰り返しでいけないと、まだ存在が残ってたモニカが力を使って文芸部自体の存在が全て消されていき、物語はエンディングを迎える。

エンディングはモニカの演奏シーンと、モニカからの感謝の手紙で締め。

モニカの話す言葉が英語になったから驚いたけど、元のゲームが海外のゲームだったことを思い出す。このモニカが歌う曲が凄く『Potal』っぽい曲だなと思ったら、製作者はそれに影響されてたらしい。


【本編の感想】

…とまぁ本編はこんな感じの終わり方で、本当に『お化け屋敷』というか、1つのアトラクションをクリアした気分だった。

今回の騒動を起こしたモニカに対しては、自分がそんな存在だと思ったら自暴自棄になって仕方ないなと同情をすべきところもあるし、それでもさすがに部員に対してやりすぎなところもあると思うしで、気持ちとしては半分半分。もうちょっと本編を長くして、モニカへの感情移入をもっとさせてたら印象も更に違ってたとは思う。

しかし、最後にサヨリがまたおかしくなったのは何でだろう?モニカの記憶を引きついじゃったせいなのか、もしかして文芸部の部長という役職がウイルスみたいなのに侵されてマズかったのか。ここら辺はまだ考察の余地がありそう。


【サイドストーリーについて】

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本編のままだと悲しい終わり方だったが、このサイドストーリーによってまた違った側面を見ることが出来た。

このサイドストーリーとは、無印版にはなかった『ドキドキ文芸部プラス』によって追加された要素。

サイドストーリーは本編とは違ったifの物語で、少し本編と設定とは違うところもあるが、基本的には主人公(プレイヤー)が文芸部に関わらなかったifルートになっている。


【文芸部のifの物語】

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サイドストーリーでは主に文芸部に所属する部員たちの最初の出会いから描いており、それぞれが思い抱える悩みやそれによる葛藤、そこからの成長を描かれていた。

その結果、本編ではそこまで良く分からなかったキャラクターたちの掘り下げにも繋がっており、ストーリー性としては個人的に本編よりもこのサイドストーリーの方が魅力的に映った。

ある意味感動系のギャルゲーに近くて、普通と言えばそれまでだけど。


【音楽の種類も増加】

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サイドストーリーには力を入れてるのか、音楽も一新されて本編にはなかった新曲も多いのが新鮮だった。

モニカがナツキに対してピアノを弾くことになった『Mysong,Your Note』の曲は、正にこの文芸部にあった雰囲気でとても好き。


【救われた気持ちになる】

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本編ではなかったこのifという物語。

実際に起きた現実ではないけども、このサイドストーリーのお陰で、プレイヤーとしての心も幾分か救われたような気持ちになった。彼女たちはそれぞれ悩み、コミュニケーションが上手くいかないところがとても人間臭かった。本当はこんな感じの子だったんだろうなと思った。

特にユリとかは、本編では結果的にサイコなイメージしかなかったし。


【主人公の存在について】

このサイドストーリーで文芸部員同士が衝突しながらも乗り越え、人として成長出来たことを考えると、どうしても本編での主人公の存在が邪魔というか、主人公が介入したせいで文芸部が崩壊してしまったのでは…と思ってしまう。オタサーの姫的な役割を、知らない間にやっちゃっていた感覚。

メタ的にもっと言うと、''このゲームを起動しなければ文芸部は楽しくやれたのでは''という思いが少しある。

うーん、うーん…そこまで考えちゃうと何とも言えないな。


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最後にオマケとして、CG集めのために本編を2周とかしてたら、結果的にモニカも2回消すことになる。

『二度も消したのね:モニカのファイルを二度消した』

このトロフィーが解除されたときはさすがに笑ったw


【総評】


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本編とサイドストーリーの両方をやってみた結果、インパクトが強くて色々と印象に残る作品だった。

PSというハードでやってたが、本作は元々はPCのフリーゲーム(ドキドキ文芸部プラスは追加有料版)ということなので、多分プレイ時の没入感自体はPCの方が上だったと思う。ギミック的に実際のファイルをいじったりするだろうし。それでもこの仮想デスクトップという形だと壁紙を変えれたり、ゲームにはないCG集が見れたりと、味があって面白い要素でもあった。

このファイルをいじったりするメタ的なゲームというのは、実はこのゲーム以外でも経験はしてたりするので、それすらも初めてな人の方がインパクトはより大きかったんじゃないかと思う。何のゲームか言うとそれ自体がネタバレになりそうなんでアレだが、他にもフリーゲームで少し似たようなのはある(それも割と界隈では有名)

総評として、もう一度やりたいとまでは色んな意味で思わないが、ゲーム自体は刺激的で楽しむことが出来た。特に夏の深夜とかにぴったりかもしれない。タイトルの『ドキドキ文芸部』という名に恥じないドキドキさを存分に味わえた。
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SSX
Admin: SSX

自分が面白そうならとりあえずプレイしてみる雑食ゲーマー。特に格ゲーや、ゲーム音楽などが大好物。アニメや映画といった映像作品も好き。

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◆現在プレイ中
Sea of Stars、スト6、PSのゲームカタログ、グラブル

◆適当な一言
色々と気になるゲームが出すぎている。ゲームラッシュの2023年。

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